2011年3月11日に発生した東日本大震災。地震、津波、原子力災害といった複合災害により甚大な被害が生じ、多くの方が犠牲になりました。
そして震災から10年以上たった現在も、数万人が避難生活を余儀なくされ、原発事故による風評被害も続いています。
そんな中、2020年9月、福島県双葉郡双葉町に、複合災害の教訓を後世や世界に伝えるためのアーカイブ拠点施設として「東日本大震災・原子力災害伝承館」が開館しました。
来館者に被災地「浜通り」の現状を、皆様ご自身の目と耳で確認してもらうことで、災害を他人事ではなく自分事として捉えていただきたいとの想いから、被害を伝える現物資料の展示のほか、災害を経験した方による‟震災語り部講話″の実施、団体向けのフィールドワークなども行われています。
開館から約1年半、コロナ禍にもかかわらず来館者は10万人にのぼります。
