大ホール(2000席)、中ホール(746席)、国際会議室などを併せ持つ文化施設です。 世界的指揮者の小澤征爾氏が創立した音楽フェスティバルなど、音楽やオペラ、バレエ、歌舞伎といったさまざまな舞台芸能や式典に利用されています。
![キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)大ホール・玄関ホール・国際会議室 内観](/img/case/cultural_facility/matsubun/DSC03829.jpg)
音響の特性を継承!施設の長寿命化にむけた地震対策
大ホール(2000席)、中ホール(746席)、国際会議室などを併せ持つ文化施設です。 世界的指揮者の小澤征爾氏が創立した音楽フェスティバルなど、音楽やオペラ、バレエ、歌舞伎といったさまざまな舞台芸能や式典に利用されています。
キッセイ文化ホールは、開館から28年を迎えこれからも長く利用いただくために、大規模地震発生時の天井脱落防止対策として、約10カ月間ホール等の利用を休止し大規模改修工事を実施されました。 大ホールは音響性能が求められるコンサート会場として利用されるため、音響特性を継承し向上させることが必須条件であったそうです。
(参照:けんせつPlaza「長野県松本文化会館(キッセイ文化ホール)の大規模改修工事 〜設計者の視点から〜」http://www.kensetsu-plaza.com/kiji/post/34909、積算資料公表価格版2021年1月号より)
天井の形状を変えずに音響特性に最も影響の少ない設計を可能にする『準構造耐震天井・KIRIIアングルクランプ』が採用されました。 KIRIIアングルクランプは、吊りボルトを使わず、支持構造部に直接下地を取付ける工法です。“吊らない天井”を構成することで複雑形状の準構造化が可能で音楽ホールや講堂に最適です。
また、玄関ホールの天井も特定天井に該当することから、『新耐震Full Power天井』と『準構造耐震天井・アジャストソエル』の組合せが採用され、国際会議室には山形の既存デザインを継承する目的で、脱落防止対策の、『落下低減天井』が採用されました。
設計時のポイント、納まり図等は『インテリアカタログ』に掲載しておりますのでご覧ください。
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