1959年に建設された旧本庁舎の老朽化に伴い新設された岐阜県羽島市の新庁舎。
新庁舎は免震構造の採用によって耐震安全性の向上が図られ、非常用発電機(72 時間の燃料備蓄)や防災備蓄倉庫の設置等により機能維持・業務継続が可能な計画となっているほか、羽島市に長い水害の歴史があることからも浸水レベルを考慮して高い地盤に計画されました。
不整形な敷地での現地建替えを逆手にとった「台形プラン」の建物配置により、「窓口機能が一望できる分かりやすい庁舎」と「職員が快適に執務に集中できる環境づくり」の両立が図られました。
その結果、開かれた2層吹抜けで回遊性のある「市民ロビー」を中心に、分かりやすい窓口空間が誕生しました。