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「桐井製作所 前3月期/経常益78%増、27億円/今期、建築堅調見込む」が鉄鋼新聞に掲載されました
「桐井製作所 前3月期⁄経常益78%増、27億円⁄今期、建築堅調見込む」(6月28日 : 鉄鋼新聞)
鋼製下地材メーカー最大手である桐井製作所の前3月期決算は、売上高が前期比10.1%増の707億7656万円、経常利益が同78%増の27億9713万円、純利益が同2.3倍の21億948万円となった。
住宅のほか倉庫や店舗など非住宅の建築着工数が増加傾向にあることから、鋼製下地材製品の出荷も前期比1割超の増加となり売上高を押し上げた。また、利益面では、材料の鋼材価格が軟調に推移したほか、全社的に諸経費のコスト削減を推進。経常利益、純利益とも大幅増となった。
今期は消費税増税前の駆け込み需要が見込まれることから、マンション建設などが増えて軽天市場も活性化すると予想。また建築基準法改正公示が間近に控えていることから、同社では新基準に対応した耐震天井商品の普及を全国的に進める方針だ。
桐井社長は「改正法の施行は2014年4月以降とみられるため、今年は全国的に新基準への対応準備、ユーザーへの商品開発、説明を重点的に進めて、来年以降への需要拡大、飛躍への準備期間としたい」としている。
設備投資については、国内は限定的だが中長期的に需要が伸びる海外の上海工場で増強を検討中。現在も更新などを含めて毎年1台ほど増設を進めている。このほかインドネシアやインド、ベトナム、ロシアなどからも引き合いがあるという。
一方、先高観の強い鋼材市況については「ユーザーからの価格要請は依然として強い。商品開発も含めて、できる限りコストダウンして提供していきたい」としている。
(2013年6月28日 : 鉄鋼新聞)