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「学校天井の落下防止対策で6月17日に講習会/文科省」が建設通信新聞に掲載されました
学校天井の落下防止対策で6月17日に講習会/文科省
文部科学省は、「学校施設における天井など落下防止対策ための講習会」を17日に同省で開く。1級建築士など建築設計事務所関係者約400人、自治体や国立大学法人、学校法人の技術担当者約200人の計600人が参加する。講習会は今後、9月までに東京を含む東日本地域、西日本地域で各2回の計4回開催する予定だ。
講習会では、天井など落下防止対策の手引き案など、耐震関連の取り組みを文科省の担当者、天井脱落対策の技術基準など建築関係法令の動きを国土交通省の担当者がそれぞれ解説する。
また、有識者による対策の解説、ケーススタディーによる演習もある。
講習会を通じ、天井など非構造部材の落下防止対策手引きや技術基準の内容について理解を深めるとともに、全国で今後本格化する落下防止対策の実務で、手引きを活用してもらう。
文科省は、講習会を最後まで受講した者に限り、受講者の同意を得た上で、「天井等落下防止対策アドバイザー」として活動が可能な、受講者の氏名や所属、保有資格、主な活動実績を記載した名簿を作成する。
自治体などの学校設置者が、落下防止対策の専門的技術者の助言を受けたいなどと同省に要請した場合、同省が名簿に基づく情報を学校設置者に提供することがある。
17日の講習会は、日本建築士会連合会や日本建築士事務所協会連合会、日本建築構造技術者協会を通じて構造技術者などの参加を呼び掛けたところ、3日で定員に達したという。
公立学校施設について文科省は、2013年度末までに点検を終え、落下防止対策を15年度末までに完了することを自治体に求めている。
(2013年6月13日 : 建設通信新聞)