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「清水建設の天井補強新工法 桐井製作所が部材供給 工期短縮、コスト削減」が鉄鋼新聞に掲載されました
清水建設の天井補強新工法 桐井製作所が部材供給 工期短縮、コスト削減
鋼製下地材最大手の桐井製作所(本社・東京都千代田区、社長・桐井隆氏)は、建設大手の清水建設と共同研究を進め、このほど同社が開発した吊り天井補強工法に部材提供することが決まった。主に工場向けの天井をターゲットとしており、コスト削減と工期短縮が可能となる。
新工法は、成型した長尺の鋼材を幅約1メートル四方に組み合わせた格子状のグリッド部材で、天井を下側から支えて耐震性を補強する。格子状のグリッド部材は、端部構造部材で天井端部の構造部材と接合させる。グリッド部材は短辺約12メートルの幅まで伸ばせ、大規模な天井も改修できる。
新工法を活用することで、大掛かりな改修工事でなく、建屋の作業環境を維持した状態で簡易な補強工事で済む。製造ラインなどが設置されている既存建屋の天井では、ラインが停止している時間帯に施工することで工期は約2割縮まる。清水建設の試算では従来に比べ約3割改修費を抑えられるという。
桐井製作所は工場などだけでなく、オフィスをはじめとする天井の耐震補強対策なども幅広く安全性を提案している。
(2013年1月18日 : 鉄鋼新聞)