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「人工木材向けの鋼製根太/自社生産で特注対応も/桐井製作所」が日刊木材新聞に掲載されました
人工木材向けの鋼製根太⁄自社生産で特注対応も⁄桐井製作所
桐井製作所(東京都、桐井隆社長)が昨年から販売している根太鋼は、人工木材の施工に相性の良い下地として普及が進む。
定尺サイズは高さ40X幅60X2400、3000ミリの「4060」と50X50X3000、3600ミリの「5050」2種類で、3000ミリはさきごろ新たに追加された。
従来サイズは施工スピード向上に配慮した束の点数低減を目的にピッチ1200ミリを施工要領としていたが、今回の拡充で束を1メートルピッチで設ける施工にも対応できるようになった。厚みは1.6ミリで耐食処理済み。自社生産となるため小口や特注サイズにも柔軟に応じられる訴求点がある。
同社では束に防振材を設け、遮音性能を付加した新商品の投入を予定している。これは近年、屋上施工などで遮音性能が要求されてきたことが背景にある。商品名はGTクイーンNDCとなる予定で、年内の発売を目指している。
また、幕板、R部分の納まりに対応した金具の供給も開始する。以前から現場ごとの納まりには特注で対応していたが、汎用部材の量産に着手することで得意先への貢献を強化する。
昨年8月の販売から1年が経過し、規格根太鋼単体では12万メートル、およそ6万平方メートル相当の出荷を記録した。これ以外の特注品の対応を含めると10万平方メートルを超える引き合いに成長している。今後は小口の宅配便への対応を開始し、販売増に務める。
(2012年9月25日:日刊木材新聞)