「人工木材デッキ用の根太鋼開発専用ライン設け量産化に着手桐井製作所」が日刊木材新聞に掲載されました お知らせ | 桐井製作所
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「人工木材デッキ用の根太鋼開発専用ライン設け量産化に着手桐井製作所」が日刊木材新聞に掲載されました

人工木材デッキ用の根太鋼開発

専用ライン設け量産化に着手

桐井製作所

桐井製作所(東京都、桐井隆社長)は、デッキ材向けの根太鋼を開発した。茨城工場に専用のラインも設置し、普及する人工木材の施工にも最適な下地の供給を開始する。

サイズは定尺が高さ40×幅60×2400ミリの「4060」と50×50×3600ミリの「5050」の2種。同社では従来から室内向け製品に耐食処理を施すことで屋外用途での供給を手掛けていたが、専用部材としては今回が初の試みとなる。このため断面の厚みは1.2ミリから1.6ミリへと改良した。さらにデッキはもとより屋上緑化など幅広い用途に対応できるよう、定尺サイズをエレベーターでの運搬も想定した材長とするなど、細かな仕様変更を施した。

両サイズともに、メーカーの施工要領書に従い端部から25ミリのビス止め位置を確保した点も特徴。従来は根太を二重に用いるといった技術が要求された現場も、同社の根太鋼で解消が見込まれる。さらに束のピッチを従来の900ミリから1200ミリへと変更することで平方メートル当たりの支持脚本数を低減したため、施工スピードの向上が見込める資材としても有効だ。

メーカーや施工店からの要望が高まっていたことが開発の背景で、同社では迅速に商品化、そして専用ラインの構築を図った。

根太鋼開発に併せて、同社では各社供給のデッキ材との複合提案を開始する。全国54に及ぶ物流拠点の機動力を最大限に活用することで、仕上げ、下地双方の需要取り込みに乗り出す方針を示しており、初年度は根太鋼出荷で16万メートルの目標を掲げている。

(2011年8月24日日刊木材新聞)

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