サステナビリティ
持続可能な社会の実現に向けて、
建物内部の安心・安全な空間づくりに貢献します
KIRIIは、コーポレートメッセージ「100年の安心に、こたえる」のもと、安心・安全な空間づくりを支える事業活動を通じて社会と共有する価値を創造し、貢献することが持続可能な社会の実現につながると考えています。
長期的、そして社会貢献の視点を持って「安心・安全を追求する」「環境に配慮する」とともに、相次ぐ自然災害に対して建物内部から「災害対策に取り組む」ことで、将来にわたって快適で安心できる暮らしが持続する社会づくりに貢献します。
さらに、建設業界が抱える課題を解決し「建設業界を活性化」することを通して働きがいの創出にも寄与できればと考えます。
またKIRIIのコーポレートメッセージは、国連が定めた持続可能な開発目標であるSDGsに通じるととらえています。2030年までの国際的な目標達成に向けて、事業活動とCSR活動を通じた取り組みを進めることで持続可能な社会の実現を目指します。
災害対策に取り組む
地震から人びとのいのちを守る、「KIRII耐震天井」の開発
東日本大震災(平成23年3月11日)では、劇場、音楽ホール、映画館、体育館等多くの建物で天井が落下し、尊いいのちが失われる事故が発生しました。さらに、熊本地震(平成28年4月14日)では、避難施設の天井が落下したことで避難所として使用されない事態が生じました。気象庁の発表によれば、南海トラフ沿いの大規模地震は、今後30年以内に発生する確率が70~80%であり切迫性の高い状態とされています。※1
KIRIIは、2006年に業界で初めて「耐震天井」を開発し、全国10,000件以上の実績を誇ります。さらに、研究開発の活動として2006年より日本建築学会大会に参加し、これまで150件以上の研究成果を発表しています。
建物内部の防災対策に求められる安全性向上と機能維持を可能にするソリューションの研究開発を通して、災害からすべての人びとが安心して暮らすことのできる社会の実現に寄与すべく進化し続けています。
※1 気象庁令和5年報道資料
SDGs目標
安心・安全を追求する
建物内部の安全性、快適性、施工性を実現するための内装資材の研究開発と、
品質向上にむけた取り組み
日本では少子高齢化が急速に進行し、2036年には約3人に1人が高齢者になると推計されており※2、年を重ねても人々が安心・快適に生活できる空間が求められています。
KIRIIは、研究開発から製造、販売までの一貫した責任体制と厳しい社内基準に基づき、内装用鋼製下地材(天井・壁・床)の設計、製造を行っています。技術研究所では用途・目的に応じた多種多様な実験を行い、新たな内装資材の開発に取り組んでいます。また、国内10か所の全ての生産拠点ではJIS認証を取得し、品質向上に向けた取り組みを行っています。建物内部の空間衛生や快適性に配慮した製商品を提供することで、健康を保つための環境づくりに貢献します。
SDGs目標
環境に配慮する
温室効果ガスの排出を抑制、鉄資源の循環利用(リサイクル)
政府は2050年までに二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
この実現にむけて、KIRIIでは、工場で製造する過程で発生した規格外品や廃材などリサイクル業者をへて再資源化するなど長期に渡ってリサイクル活動に取り組んでいます。
また、生産拠点を国内各地に設置し消費地近隣で生産することで配送距離を減らし、排出ガスの低減を実現。配送トラックにはEMS機器(エコドライブ管理システム)を搭載し燃費改善に向けて取り組んでいます。
さらに、すべての営業車両にハイブリッド車を導入し、燃料消費量を約37%削減しています。
・生産時に発生する鉄端材のロス率は毎年0.7%以下を維持
・工場で発生する鉄端材の回収率は100%
・生産時のCo2排出量(1トン当たり) 7.15kg
※原油換算値 755kℓ(2022年度の結果)
SDGs目標
建設業界の活性化
省施工化製品の開発、技術資料の多様化、働きがいの創出
建設現場では、高齢化・仕事環境・労働環境により職人不足が課題とされています。
これらの課題解決にむけて、KIRIIでは、プレカット加工製品、軽量製品の開発を行っています。また、外国人労働者に向けて、ベトナム語の施工動画、施工要領書を公開しています。
SDGs目標
DXを駆使した新たなビジネスモデルの展開
職人不足による業務効率化等の課題解決にむけて、DX(Digital Transformation|デジタルトランスフォーメーション)、ドローンを活用した新たなソリューション開発を目指しています。
建設業界の将来を担う人材育成と建築技術の研究発展を支援
建築学を専攻する優れた学生に対する奨学金の支給を行うこと、あわせて建築技術に関する研究の助成を行うことにより、将来社会に貢献し得る有為の人材の育成並びに建築技術の研究発展を図ることを目的としています。
SDGs目標
SDGsへの取り組み
KIRIIは、全ての企業活動を通じてSDGsの目標達成を目指す
ため、プロジェクトを発足して取り組みの検討を始めました。