2011年3月の東日本大震災によって全壊被害を受けた陸前高田市庁舎。 2011年5月から仮設庁舎での業務を行ってきましたが、震災から10年という節目の年である2021年、再建整備され新庁舎として生まれ変わりました。
新庁舎は「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を推進する施設として、誰もが快適に安心して過ごせる空間、そして敷居が低く市民に親しまれる場所を目指しているそうです。 また施設の耐震化や備蓄倉庫の設置、非常用発電機の高層階への配置などにより、災害時においても行政機能が継続できる計画になっています。
陸前高田市庁舎
市民の安心安全を守るために 天井の地震対策
- 庁舎
- #いのちを守る
- #事業継続
- #機能継続
- #特定天井の地震対策
震災から10年の時を経て
再建整備された新庁舎
木製ルーバーを使用した、
天井高の高い
2層吹抜け空間の地震対策
庁舎の6階・7階に位置する議場は2層吹抜けの空間になっており、傍聴席を7階に設けることで議員と当局双方が見やすいように設計されています。
天井高が高く構造上十分な安全対策が必要だと考えられ、天井の地震対策が検討されました。
天井に木製ルーバーを設置するため、その重さに対応可能な『準構造耐震天井・KIRIIアングルクランプ(L100)』が採用されました。
支持構造部と天井下地材を直接固定することにより、複雑な形状の天井にも対応可能です。
今回採用頂いたL100仕様は、最大±50mmのレベル調整が可能であり、従来のKIRIIアングルクランプ以上に設計者様の要望に応えるとともに、施工性を兼ね備えています。
導入に関する情報
- 建物構造
- RC造(免震構造)
- 工事時期
- 2019年〜2021年
- 導入した製品
- KIRIIアングルクランプ (L100)
関連する導入事例