研究開発 | 技術情報 KIRIIの耐震天井技術 | 桐井製作所

実証主義に基づき、
多種多様な試験で性能を検証

当社は、内装建材のスペシャリストです。天井、壁、床 それぞれに、安全性・施工性・意匠性・遮音性・快適さなど、
用途・目的に応じた多種多様な実験を行っています。
それらの実験から得た知見に基づいて、厳しく“検証”を行っています。

  • 耐震性確認試験 (部分モデル天井)

    一口に“天井”といっても、実はいろいろな部材が組み合わされています。 地震発生時にそれらの部材のどの部分がどのように壊れてしまうのかを実地に検証する必要があります。 当社では、実際に天井を組み上げて実験を行います。さまざまなパラメータ(要素)毎に、局所的な変形や挙動を確認し、予測値と実際の数値とを比較することで性能検証を行います。
    さらに、この「動的な実験」(組み上げた天井を振動させる)と「静的な実験」(部材に対して徐々に加重していく)とを組み合わせることで、 実際の地震に近い状態での検証を行うことが可能となります。

    耐震性確認試験(部分モデル天井)の様子
  • 局部集中 (曲げ) 荷重試験

    床版の弱いと思われる箇所に集中荷重を加えそのたわみ量と損傷の有無などを確認します。グランドピアノなどの重量物を設置するなどの確認を想定した実験です。

    局部集中(曲げ)荷重試験の様子
  • 遮音試験

    軽量衝撃音(食器を落とした音など)や重量衝撃音(子供などが飛び跳ねる音など)に対してどの程度低減したかを確認する試験です。 床材の性能を推定する際に実験結果を引用します。

    遮音試験の様子
  • 水平加速度1G対応試験

    壁に地震時の水平加速度が1Gかかった場合を想定した実験です。 部材の組合せに応じて性能が確認できる実験です。

    水平加速度1G対応試験の様子
  • その他

    記載している以外にも、天井・壁・床の実験や関連する部材との複合実験など幅広く実験による検証を行いながら、性能を確認しています。

研究開発の成果発表

昨今頻繁に聞かれる地震による非構造部材被害の現状から、建物内部の天井の崩落対策を行うため、研究開発活動に力を注いでいます。 また、研究成果については、広く社会に普及できるように日本建築学会大会での発表や日本建築学会技術報告集へ投稿など積極的に公示しています。

研究開発の成果発表の様子

KIRII技術レポート・学会論文

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